[レビュー] ベアリングトラックボール エレコム IST
[レビュー]
[トラックボール]
エレコムから発売されているトラックボール ISTを買いました。
最大の特徴はボールを支える部分にベアリングを採用したバージョンがあることです。
ロジクールのトラックボールなどと同じく人工ルビーを使ったバージョンもありますが、 ベアリングのほうがボールが滑らかに動くということでそちらを選びました。
トラックボールは過去ロジクールの MX ErgoとM575の2つを使ったことがあります。
この2台は動き出しの微妙な引っ掛かりがどうしても気になり手放したのですが、はたしてISTはどうでしょうか。
ボールの動き
最大の売りであるボールの動き、これはうたい文句の通りじつに滑らかです。
まず上で挙げた動き出しの引っ掛かりがありません。細かい動きも操作しやすいです。
逆に言えば、指をおいただけで少しカーソルが動きます。
ボールの操作音
ボールを左右に大きく振ると、ハンドスピナーを回したときのようなシャーッという音がします。
普段の操作も無音ではなく、ボールを回すとシャッという音がします。
ここは大きく好き嫌いが分かれるところと思います。
12/18 追記:ボールの動作音を動画に撮りました。
ボタン
マイクロスイッチ採用で、MX Liftのようなタクトスイッチではありません。 ロジクール製品と比べるとクリック感は若干硬いです。
ボタンは左・右・ホイール・進む・戻るの5つです。 他にマウス上面に電源スイッチがあります。
macOSで使っていますが、設定をせずにすべてのボタンが動作します。
電源
単3電池1本で動作します。
総評
他社トラックボールの動き始めの引っ掛かりが気になる方にはとてもおすすめできる製品です。
一方で音が気になる方や、静かな環境で作業される方には向かないと思います。
良いところ
- ボールの動きが滑らか
- うるさいと言われている動作音も個人的には嫌いではありません。
- 単3電池で動作
- エネループを大量に持っており、充電待ちをせずに済むためこちらのほうが好みです。
- 価格
- BlueTooth・ベアリングのバージョンが7,000円、2.4G無線・ベアリングのバージョンが5,500円です。M575が7,400円なので十分競争力のある価格です。
- 支持球の変更ができる
- ベアリング部は取り外しできるようになっており、別売の人工ルビー支持球を購入することで交換可能です
悪いところ
- 角度が足りない
- とにかく角度がたりません。エレコムのエルゴマウス EX-G を買ったときも思ったのですが、もっと角度をつけ手首をひねらくて済むようにして欲しいです。
- クリックが若干硬い
- 使い始めなので気になりますが、エージングでなんとかなりそうではあります。
- クリックボタンが軋む
- 精度が悪いのか左右に少したわみます。そのためこすれて音がすることがあります。